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雨漏り危険箇所
さいたま市浦和区で雨漏り調査をした時に発見された雨漏り危険個所をご紹介いたします。
これはよく見かける屋上ウレタン防水/露出工法です。
露出防水とは、簡単に説明すると、見える防水層です。
それとは別に保護モルタルの下になって見えない防水層もあります。
この現場の場合、新築時の既存防水層は保護モルタルの下にあります。
改修の時期が来て、保護モルタルの上にウレタン防水/露出工法を施工しています。
保護モルタルには、伸縮目地があります。
この伸縮目地と保護モルタルの隙間から雨水が入り、下の防水層で雨水を受け止めている状態です。
よく見ると・・・
・・・これは大変です。
でも、どうして!? なぜこのまま引き渡すことができたのでしょうか。
ありえない!
この写真は、ご覧のとおり防水層が膨れています。
見ると伸縮目地の周囲に隙間が開いています。
既存の保護モルタルの上に薄いウレタン防水を施工しているので、切れてしまい、雨水が伸縮目地の隙間から下に侵入してしまったので、ご覧のように防水層が膨れる、という現象が起こってしまいました。
既存の保護モルタルの下にある既存の防水層が、雨水を受け止めている状態です。
この防水層がダメになったら、雨漏りすることは間違いないでしょう。
「安い」という言葉には、多くの人が惹かれることと思います。
でも、「安い」からという理由で防水業者を選ぶことは、このような結果を招くので、注意しなくてはなりません。
このような場合、どのような防水改修工事をすればよいのでしょうか。
ひとつの方法は、既存の防水層を写真のようにスクレーパーを使用し、撤去していく方法です。
なぜならば、この防水層は既に防水の役割を果たしていないからです。
それに、この上に防水施工をすることはできません。
防水工事は下地が命です。
ですから、よい下地作りをするために、既存の防水層を撤去する必要があるのです。
もちろん、既存防水層の程度がよい場合は、既存の防水層の上に新規に防水層を形成することもできます。
これは、防水業者の選択を誤ると恐ろしい結果になる、という事例です。
(2008.9.19)
続き・・・
(5年前に書いた記事の続きを今頃書くとは、自分でも驚いてしまいます。
それでは、つづきを始めます。)
でも、ご安心ください。
雨漏り危険個所を正しい方法で処理してから、安心できる防水層を形成すれば、大丈夫です。
この上にウレタン防水通気緩衝工法を施工すれば、コンクリの下に入り込んだ水を脱気筒から湿気として抜くことができます。
脱気筒とは、簡単に言うと小さな煙突です。
小さな煙突から長期間溜まっていた水が水蒸気になって外へ排出されていく、というわけです。
屋上防水、ベランダ防水にひび割れや膨れがあったり、または切れていたりした場合、ウレタン防水/通気緩衝工法を選択したほうが良い場合がほとんどです。
(2013.6.6)
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